国際識字文化センター (ICLC)

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zoom RSS ICLCは世界を感動的に変えていくーそのためにはあなた自身が変わらねばならない!

<<   作成日時 : 2014/03/31 12:37   >>

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国際識字文化センター(ICLC)は、アジアやアフリカなど発展途上国が直面している子どもたちの識字教育(読み書き計算能力)や基礎教育の開発に向けて、1997年5月、5カ国(日本、インド、韓国、中国、米国)の有志によって国際NGOとして東京に設立されたものです。
2012年に完成したインドとパキスタンの作家たちが共同で製作刊行した平和絵本は、ICLCの13年かけての仕事のひとつです。

世界が直面している格差の問題の根源には、現在、世界で約10億人を超える読み書きの出来ない人々がいますが、彼らは貧困や病気や環境破壊の中で、非識字のために、人間らしく生きていくための知識や情報を得ることができない厳しい状況の中で暮しています。そして人口爆発は急激な勢いで進んでおり、2011年には70億人の人口を突破しています。その大部分の人々は劣悪な教育環境の中にあり、文字の読み書きのできない子どもたちや大人たちが増加の一途をたどっています。しかしこうした深刻な状況にもかかわらず、貧富の差は巨大化しており、富める者は情報においても物的環境にしても寡占状態が広がっています。

そのため国際識字文化センターは、アジア・太平洋地域の人権・環境・平和・教育・文化などの分野で、識字教育と深く連携しながら、国境を越えた多様な形での“識字教育“の実践を行っている非政府組織の専門家集団です。そして専門家だけでなく専門家をめざす若者もたくさん参集しています。

21世紀の文明が内外から崩壊の危機に瀕している現在、国際識字文化センターは「ヒューマン・リテラシー(人間性の尊厳を向上させる識字教育)を推進しようと、教育・文化・コミュニケーションを通じてアジア地域でさまざまな識字教育活動を行っています。行動やネットワークは、アジア地域の全体に広がっています。そして何よりも豊かな「ひと」の生き方や「心の眼」を創り出していくことを重要な目的としています。もちろん誰でも参加できます。それぞれが持っている特技や表現力こそが”リテラシー”のプロジェクトの中では最も重要なものですから。ボランティア精神と情熱のある方を歓迎致します。

http://jp.youtube.com/watch?v=yde39Z3dB-8 (ICLC TV)

ICLCを担っているのは、主にアジア・太平洋地域のユネスコ・ユニセフ・人権・環境・教育・文化などの分野で、国境を越えて幅広い実践を行ってきた専門家集団です。21世紀文明が内外から崩壊の危機に瀕している現在、ICLCでは、「人間性の尊厳を確立するヒューマン・リテラシー」を確立しようと、環境、教育・文化・コミュニケーションを通じてさまざまな活動が行われています。行動やネットワークは、アジア地域をはじめ全世界に広がっていますが、むしろ事業の拡大よりも豊かな「ひと」の生き方や「心の眼」を創り出していくことを重要な目的としています。

1998年5月、パキスタンの農村地域でノンフォーマル学校を二百校設立する式典に出席した時、私は、教育大臣の口から次のような祝辞を聞きました。「今日、我が国には10数人のカディール・カーン博士のような科学者が存在している。識字教育は核開発など科学技術の発展に大きく貢献するものである。学校が増え識字率が向上することによって、我が国の核開発がますます進展していくことを希望する。云々」私はこれを聞いて怒りが込み上げてきました。

カーン氏とはパキスタンの原爆開発の父とも言われる著名な科学者。もし識字が核開発のような目的のために使われるものならば、その識字は完全に間違っている。そして、咄嗟に私は教育大臣が発言した識字に関し、ヒューマン・リテラシーというICLCの新しいコンセプトを考えついたのです。

「識字は哲学や方向性を持たなければならない。識字教育とはただ単に読み書き計算ができるかどうかの技術能力の問題ではなく、豊かな人間性を有し、普遍的な目的や内容をめざすものでなくてはならない。人を不幸にし、人を殺す識字がこれまでの歴史でどれだけ推進されてきたことか、そしてそれは現在も続いている。文字によって表現される知識や技術は、人間のありかた全体に真摯なる責任をもたなければならない。識字とは人を生かし、争いをなくし、人間同士が信頼できる世界をつくるためにこそ存在する。」そう考えて、ひるがえって日本や世界の現実を考えるとき、現在の文字や知識や情報技術は人々が果たして幸せになるように使われているであろうかと思えました。式典が終了し帰宅した日の夕方、パキスタンがインドに対抗して初の原爆実験をチャガイ丘陵で行ったという知らせを聞いたのです。

フランスの哲学者のシモーヌ・ヴェイユは、「不幸な人間に対しては、注意深くあり−どこかお苦しいのですか?と問いかけられる力を持てるかどうかに、人間らしい資質がかかっている」と言っていますが、その問いかけはヒューマン・リテラシーの出発点で立脚点でももあります。ICLCは「どこがお苦しいですかと問いかけられる力を養うともに、その苦しみの軽減のための具体的な実践を歩みだしたいと願っています。なぜなら人間は、時と状況が異なればだれしも苦しみや悩みの環境に追いやられる存在だからです。ヒューマン・リテラシーのヒューマンとは、言葉での人間存在を意味するのではなく、なによりも人間的な行為や実践を実践していくなかで初めて獲得する言葉を目ざしているのです。

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